超私的な話ですが、3年前に実母を亡くしまして。
50年も世話になって、散々迷惑をかけた母上の死でしたから 自分でも情けなくなるくらいに
悲しみがデカかった。
それまでの介護にも疲れていたし、葬儀や親類への仕切り・手続き…
やる事は山ほどある。
何よりも、やっと軌道に乗ってきた【アトリエ・エノン】この仕事だ。
いいオッサンがいくら泣き喚いても、お客さんには全く関係ない事なのである。待った無しだ。
息を引き取った当日、帰宅したのは夜の11時頃だったか。
真夜中3時くらいから
女優・草笛光子さんへのシャンパンボトルを作り始めた。
俳優さんが親の死に駆けつける事が出来ず、舞台を全うするかのように 涙でグシャグシャになりながら朝まで作った。
【オフクロぉぉぉ〜!これでいいんだよなぁぁぁ〜】涙
草笛光子さん、子供の頃観ていた『熱中時代』だったかな。
出ていらして、華があって美しくて大好きな女優さんです。
母と年が変わらないんだ。今でも本当にキレイ。
『それに比べてオフクロ!アンタ婆さんだったよなぁ。俺が苦労かけたからかぁぁぁ!』またグシャグシャ。
そのボトルは お誕生日祝いのシャンパンで、草笛さんの舞台【新・6週間のダンスレッスン】のお祝いも兼ねていました。
話は変わるけど、俺は大阪が大好きでよく行く。
難波の今宮戎神社(えべっさん)を自分の商売の神様と勝手に決めていて、御礼をして神社を出ると スグに大きな仕事・いい仕事が来る。
この草笛光子さんへのシャンパンも、(鳥居を出てすぐ)にお電話いただいた仕事でした。
舞台【新・6週間のダンスレッスン】ではTOKIOの松岡昌宏さんとのW主演。
この1年後にフジテレビさんから 松岡さんへのカクテルグラスの製作依頼が来たのも、何かの繋がりを感じる。
生きていれば悲しみは次々にやってくる。
でも毎日を精一杯生きるしか無い。
毎日を精一杯生きていないと、実は次々にやって来ている楽しい事にも気付く事が出来ないんだよね。
だからせめて笑っていたい。
どんな時でも楽しい事を考えていられるのが、俺の特技です。
お客さんが笑顔になる事なら、結構何でもやるよ!
いつもありがとうございます!
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