大正四年創業 104年の歴史を持つ東京・浅草の老舗おでん屋さん【大多福(おたふく)】さんが店舗をリニューアルしました。
7月のある日、大多福の社長様より『リニューアルオープンにお客さまにお配りするグラスを作って欲しい』という電話をいただいた。ドキドキした…
まだ俺が10代の頃、当時の彼女と背伸びをして大多福さんののれんをくぐった事があったのだ。
そこは、壁にも天井にも歴史が染み込んだような異空間。大人の空間だった。浮いてたかもね。
当初、『ワイングラスを…』というお話だったが、ダブルウォール(二重構造)のペアグラスを提案。底に大多福さんのロゴを入れる。
自分でいうのもなんだが、めちゃくちゃカッコいいグラスだ☆
リニューアルオープン前に自分で納品に行った。
新店舗を見たかったのよ(笑)
新しくセンスのいい店内に若干、歴史のアクセントがある。旧店舗からの調度品だ。これからまた、この店舗で歴史が始まる。
おたふくをモチーフにした大多福さんのイラストを写真に撮らせてもらう。
これにはワケがあった。
オープンの日にお祝いのお酒を贈りたかったのだ。
二升半のお酒は(益々繁盛)という意味がある。
金箔入りの二升半のお酒に、大多福さんのロゴ。スワロフスキー。
実物を見た友人が『これをプレゼントするの!気前いいね!これいくらくらい?』と聞く。
ハッキリ言って値段付けられません。高いよ!
予算が決まってない仕事だから。
でも100年企業の、これからまた100年続くであろうお店に飾ってもらえたら、遺してもらえたら、こんな名誉な事はないのです。
大多福さん、おめでとうございます!
もうちょいして北風が吹いて、美味しいおでんと酒をキュッと飲れる日を楽しみにしています。
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